ヒートショックを起こさないために有効な対策は、部屋の温度差を減らすということです。例えば、脱衣所に暖房器具を設置することで、裸になったときにも急激な寒さを感じることなく、血圧の急激な変化が起きる可能性も下がります。また、部屋の温度差をつくらないために、住宅の断熱性能を上げることも有効的な対策です。
機能面だけではなく、少しの気遣いでもヒートショックを予防することはできます。特に高齢者が入浴するときには、家族に声をかけるなどしておくことで、いつもよりも時間が長いなどの変化があった場合、素早い対応に移ることができます。浴室に緊急ブザーを付けておくことも効果的です。
また、高齢者の方に、お風呂の順番を後にしてもらうことで、温まっている浴室での入浴が可能となり、体へのダメージを軽減することが可能です。